近所の花壇に
ヤブカンゾウ(藪萱草、学名 : Hemerocallis fulva var. kwanso、別名: ワスレグサ、キスゲ亜科ワスレグサ属、多年草)がたくさん咲いていました。
ヤブカンゾウの花型は、どうも、八重と言っても花弁がひだひだしていて、よくわからない感じだったりします…。近くで見て、とってもきれいということもなく、遠目に見るほうが好きだったりもします…。
だけど、こんなふうに植えてあると、それなりに見事だったりします。なにしろ、ヘメロカリスですし…。…
カタカナで言うと、いい感じでしょ? 隣に育っているコキア(学名:Bassia scoparia、和名:ホウキギ、ホウキグサ、アカザ科バッシア属
*以前Kochia属だったため、コキアと呼ばれている)の明るい緑と並んで、なかなか素敵な植栽に見えました。このオレンジ色って、とても緑と合う気がします。
一方こちらは、近所の畑と道路の間に咲いていた
ノカンゾウ(野萱草、学名:Hemerocallis fulva var. longituba、別名:ベニカンゾウ、キスゲ亜科ワスレグサ属、多年草)…。ヤブカンゾウとの大きな違いは、一重のところ…。
ヤブカンゾウは古代に中国から持ち込まれた帰化種、ノカンゾウは日本在来種ということですが、ヤブカンゾウもすでに日本の野草のイメージだったりします。
花壇と言えば目新しいワイルドフラワーばかりを植えるより、こんなふうに、もとからある花をきれいに見せるっていうのは、いいことなんじゃないかな、と思ったのでした。…
とはいっても、人間って、新しいものが好きなんですけどね…。見せ方が新しければOKだったりもして…。 ノカンゾウは、レッドデータに載っている県もあったりします。
滅多に目にしない花になると、人の関心も薄れる気がします。自生地を守るとかいう方向もあるでしょうが、もっと、ふだんから親しむ花とする方向もあるのではないかという気がします。人は新しいものも好きだけど、馴染んだ花も好きだから…。
ということで、どんどん日本の野草を素敵に見せている庭を増やすっていうのは、どうでしょう…。
*ヤブカンゾウのほうが少し大きめということですが、私には新芽の頃から区別がつかず、咲いた花で、「あ、ヤブカンゾウだ…、こっちはノカンゾウだ…」と判断しています…。 にほんブログ村 花・園芸ブログ
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Comment
> ノカンゾウは道端に結構生えてるような気もしなくない・・・
> 全く名前も知らんからオレンジの花が咲いてるなーくらいで(汗
私も似たようなもの…。
実家のあたりでは、よく咲いているから、ノカンゾウもヤブカンゾウもあまり意識していませんでした。
全部ノカンゾウと呼んでいたし…w
ご支援ありがとうございます…w
丈夫で育てやすいものだと、いいですよね。
貴重なものをというわけではなく…。
野草のほうが商業ベースにのっていないぶん、入手しにくいこともありますが。
見直してもいい植物もたくさんあるかと。
全く名前も知らんからオレンジの花が咲いてるなーくらいで(汗
意外とこうして出されると、あーそういえばこれ咲いてるなーってのがあるもんです。
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