先週の土曜日(5/11)に、近所のお山をちょっと覗いてきていました。
そこは少し前にはニリンソウがたくさん咲いていた場所で、そろそろ
ヤマブキソウ(山吹草、学名:Hylomecon japonica、ケシ科ヤマブキソウ属、多年草)の時期かなと…。
ちょっと遅かった感じもしましたが、場所によっては見ごろのヤマブキソウが咲いていました。

ここは落葉樹の山なので、落ち葉がいっぱいで木の葉が繁るまでは日差しが暖かい場所です。

切り株の上にはタニギキョウがこんもり…(左の写真)。傍らにはコバイケイソウ(右の写真)がたくさん繁っています。
実は、こういうのを見ると、植物って、まったく別の生き物だよな、という感が…。
なぜかというと、タニギキョウは目立って咲いているのは切り株の上だけですが、あちこちの落ち葉の陰からひょっこり葉が顔を出していたりして、現実には恐ろしい数のタニギキョウが付近に生息しているのを感じるから…。
でもって、このコバイケイソウは、花の時期にはすごかろうと思うけど、実際にはこの後すぐ木の葉が繁って暗くなる山のなかでは、ほとんど花の咲くものがないことを去年確認していたから…。
結局この場所できれいに咲くのはニリンソウとかカタクリとかヤマブキソウとか、葉が茂る前に咲くものが多いわけ…。

花を咲かせ種をつけ、子孫を残し人生(植生?)をまっとうするのが幸せ?としたら、花を咲かせようが咲かせまいが、一寸先は闇だろうが、延々と生き続け、ある日雷でも落ちて木が一本枯れて日が差す空間ができたら、花が咲くこともあるかもね、といった状況…。
これはもう、何も考えてない、という感じ…。人間とは全く別…。膨大な無駄…。
ところが、ふと気づいてみれば、我が家には子供がいません。
あれ? 私はコバイケイソウ?…何も考えてなかった? ………膨大な無駄…?
……いやいや、この場所のコバイケイソウは咲かないけど、別のところでは咲いているじゃないか! うちに子供がいなくても、地球上には溢れるほど人間がいることだし…w と、「風の中のマリア」状態w
それになにより、私はけっこう幸せ…。
反対側の山を見れば、どれだけの環境の違いのせいか、そちらにはたくさんのヤマツツジ。
もっと里に近づくと、フジの花も咲き出して…。

フジが咲いたからには、そろそろ野菜苗を植えなくちゃ、と思ったのでした…。
(一番大きな問題は、どうやって自力で棺桶に入るか。旦那さんは、弱ったら棺桶ベッドにしよう!って。 で、同時に息絶えるのが望み…。…それじゃ「きみに読む物語」みたい…。…ボケたくないし、自分のことは自分でしたいし、、、願望はいろいろ…。…このへんは、植物くんとは違いますね…。…いや、植物も何か考えてるかも…。)
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