まだ30度になった日というのがほとんどないので、夏気分にならない今日この頃ですが、
夏、ですよね。
北東北に引っ越してきて、戸外越冬では
耐寒性の問題上植えられない植物があります。オリーブとか、ね。あと、葉色も花もいいベニバナトキワマンサクも、ぎりぎりか、無理と園芸店の人がいってました。
セイヨウニンジンボク(西洋人参木、学名:Vitex agnus-castus、シソ科ハマゴウ属の落葉低木)は、「
無理」と言われたけど、だめもとで植えてみたら、意外に大丈夫で、この時期、1mちょっとに伸び咲いてます。(
今回限りかも……南関東では2m以上になってました。日当たり好きです。蝶もよく来ます。)

例によって
花色が好きということもありますが(白花種もあります)、セイヨウニンジンボクは暑い間伸びては咲きという木で、ちょっと薬臭くて、病虫害知らずな、私の好きな
手間いらずな木です。小花の集合体というのも好きですね。葉の裏が白くて、そこもいいところ。花は黒い実になりますが、切ったほうが次の花が咲きやすいので、うちでは切っています。
涼しげな葉っぱ(
これがチョウセンニンジンに似ているそうな)は寒さにあたるとちりちりになるので、秋にはすっかり切り戻すというか、地上20cm位(
ここはお好みで)でばっさり切ってしまいます。そうすると、翌春遅く、芽吹いてきます。
黒い種を撒いても増やせるそうですが、挿し木が簡単です。
今回越冬がうまくいったのは、セイヨウニンジンボクが冬の間は根雪の下でうまく保温されていて、春は芽が出るのが遅いため寒風にあたらなかったからかな?と思っています。
-5℃くらいまでOKということですが、そんなもんじゃあないものね……。へたすると、室内-5℃という日だってあった冬の我が家、隙間風スースー…。