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切り撮りLittle Garden

気に入った・気になった植物などの記録を、ざっくりと。機嫌のいい植物選びをしています。
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縁起をかついで、キチジョウソウ

 園芸店の縁起物コーナー?で、花付きのキチジョウソウ(吉祥草、学名:Reineckea carnea、スズラン亜科キチジョウソウ属、常緑多年草)を見かけました。家に植えて花が咲くといいことがあるといわれているので、お正月用に売っていたようです。

 実際には、花期は10~11月というところで、下の写真の我が家のキチジョウソウは、11月初旬に咲いていました。薄紫色(茎が紫だから、そう見えるのかな)の、やさしい印象の花です。全体にヤブランみたいな感じですが、葉はもっと薄く、葉色が明るめで、質感はヤブランより好きかも…。葉は30cmくらいの長さです。
キチジョウソウ

 半日陰でOKということで、東の庭のグランドカバーとして植えていましたが、今の家にも、花の時期に一緒に引っ越しました。…いいこと、大好きですからw
キチジョウソウ

 キチジョウソウの自生地は関東以南のようですが、去年は北東北でも問題なく越冬したので、けっこう耐寒性はあります。おまけに、今年は花も咲かせて、気分をアップさせてくれました。どうぞ、毎年咲いてね…。…咲くのがふつうみたいだけどw

 斑入り種もあるようですが、まだ見たことがありません。それにしても、どうやって、今頃、咲かせるのかな…。

 2014年が、皆様にとって、いいことがたくさんある年となりますように。

スキミアとシキミの関係

 休みになったので、園芸店めぐり。冬の園芸店で目立っていた、ちょっとおしゃれな木、スキミア(シキミア)ですが、和名がミヤマシキミ(学名:Skimmia japonica、ミカン科ミヤマシキミ属、常緑低木)ということで、科は違うけど…もしやと思ったら、先日紹介したシキミとつながりがありました。音が似てるでしょうw

 ミヤマシキミとシキミは、
 まずは、常緑の葉がよく似ています。
 それと、どちらも、よい香りがします。
  (ただし、シキミは抹香臭いけれど、こちらはミカン科だけあって柑橘系だそう。…私は寒くてシキミアの匂いはあまり感じなかったけど…。)
 それから、どちらも有毒、とくに実が。

 ということで、山にあるシキミみたいな木だから、ミヤマシキミとなったもよう…。花や実の形は全く違うんですけど…。ミヤマシキミの実は赤丸。(また、シキミは雌雄同株ですが、ミヤマシキミは雌雄異株。)
 シキミアはこのミヤマシキミが品種改良されて輸入されたものみたい。

 園芸店の解説パネルによると、シキミアは、初秋から春まで、長期間、蕾の状態が楽しめるそう。春くらいから、ご覧のような花がぽつぽつ咲きだすみたい…。 
スキミア

 花の少ない時期に、特徴的な蕾と葉の組み合わせが素敵なので、冬の寄せ植えにたくさん使われていました。蕾が黄緑のもの、斑入りの葉のもの、葉が小さいものなど、品種もいろいろ。
スキミア

 駐車場にあった寄せ植えを撮ってきたのでしたが、ここ南東北でも、地植えOKとなっていたけれど…ちょっと雪で葉が傷んじゃったかな…。だけど、シックに見える形や色味が素敵なので、1本でも寄せ植えでも、かっこいいかも。立派な鉢に植えてると、えらく高級に見えます。

 Wikiには「ミヤマシキミの各品種は欧米を中心に花・実を観賞するために栽培されるが、日本ではあまり栽培されない」とありますが、日本でも、流行ってるみたい?ちょっとお高い…。けど、欲しい…。

関連記事:
ハッカクじゃなくてシキミの実

キフゲットウは、さわやかさん

 昨日は20㎝ほど雪が降ったので、、、この際、年中変わらず、さわやかなキフゲットウ(黄斑月桃、学名:Alpinia zerumbet 'Variegata'、ショウガ科ハナミョウガ属、常緑多年草)を紹介します。(…季節感無視…年中、旬?w ちょっとヤケ…)
 我が家に来てから、10年以上になると思いますが、ずっと鉢植えなうえに、扱いが適当なので、伸びたり縮んだり?しながら、今に至っています。丈夫だということは、実験済みということ…。

 簡単に言うと、黄色い斑入りのショウガ、です。とにかく葉色がきれいで、どんな花色とも合います。夏に白い花が咲くようなのですが、我が家では、いまだに咲くにはいたっていません…。
キフゲットウ

 根元をみると、いかにもショウガっぽいです。葉を切ったりしても、プーンとショウガのいい匂いがします。ショウガのような根茎があるので、葉が傷んでも、気候がよくなると、新しく芽を出してきて、きれいな葉を展開します。
キフゲットウ

 実質的に、観葉状態ですが、普通の観葉よりは扱いやすく、見た目より耐寒性があります。0度くらいは大丈夫そう。たぶん、関東あたりだと、地植えでもなんとかなるかも…。ただし、葉が傷むので、冬は室内が無難。病虫害は特にありません。

 自生地などでは2m以上にもなるようですが、我が家では最大でも1mくらいでした。それでも、1鉢で、それなりの雰囲気をかもしだしてくれる、いい子です。低めの丈でこんもりさせ、鉢台にのせると、けっこう華やか。


日光好きなので、真冬以外は外置きです。生育が旺盛なときは、根詰まりに注意。乾くと葉が丸まってくるので、そのときは水をたっぷりと。

 以前よりは、ちょっと暖かい場所に引っ越したので、来年あたり、巨大化をねらってみようかな…。株分けもw 花も…できたら…。まずは、冬中、現状の葉を維持…。

冬の紅葉

 寒さが厳しくなってくると、常緑の木の葉も赤くなって寒さに耐えているみたいです。

 先週見たナンテン、実も葉も茎も、すべて真っ赤。どんな条件だと、ここまで赤くなるんでしょうね…。ここは田んぼの中の植木屋さん…。
ナンテン

 公園の植物も。左はサツキ、右はヤブコウジくん、です。
サツキ  ヤブコウジ

 そして、サザンカの葉も赤くなっています。
サザンカ

 秋の紅葉と同じく、日当たりがいいところのほうが、紅葉している気がするけど、、木にもよる?…。

 …で、植木屋さん、『本日特売日』の、のぼりは、何のため? 田んぼの中まで矢印頼りにやってきたんですけど…。誰もいない…。車だけ4台も停まっている…。みんなどこに行ったんだろう?

空から天使、ツクバネの実

 とても形がおもしろい、ツクバネ(衝羽根、学名:Buckleya lanceolata、ビャクダン科ツクバネ属、落葉低木)の実です。羽根突きの羽根に似ているので「衝(つ)く羽根」というらしいですが、羽根突きより前からあったんだろうな?w
 現在に残る羽根突きの形は室町時代にできたもので、羽根はムクロジの実に羽をつけたものが使われているそうです。

 4枚の羽根は、苞で、花はその中央に咲くそうです。羽根に似ているけれど、小さな天使が手足を広げて降ってくるようにも見えます。…そうすると、羽がないか?w
ツクバネの実

 アップで見るとこんな感じで、実の部分は縦1cmちょっとです。私の好きな?タコにも似ていますが、、確かに羽根っぽい…。民芸品の材料にしたりもするそうです。
ツクバネの実

 だけど…、やっぱり、この絵柄が好きw 1.5mくらいの木が、2本ならんで生えていました。
ツクバネの実

 ツクバネは茶花として人気があり、実は緑のうちに乾しても色持ちするそうです。また、炒ったり、塩漬けにして食べることもできるそうです。
 うちの運転手さんによると、中学のとき、ウジイエくんが、くるくる回して見せてくれた、とのことです…。

 なんだか楽しすぎるツクバネですが、Wikiによると「ツガ、モミ、アセビなどに半寄生し、高さ1 - 2mになる。雌雄異株」ということで、実のなる木を庭で育てるのは大変そう…。とりあえず、、うちにある唯一の大きな木、モミジの周りに種を埋めておこう…。寄生して…。

日本のブルーベリー! ナツハゼ

 ちょっと前から、名前がわからず気になっていたお寺の黒い実のなる木、ナツハゼ(夏櫨、学名:Vaccinium oldhamii、ツツジ科スノキ属、落葉低木)と、判明。お寺の和尚さんに聞いたら、「ヤマオトコ」と教えてくれたのですが、このあたりでは、ナツハゼをヤマオトコというようです。

 こんなふうに、見事に真っ黒な実が鈴生り。粋なかんざしのようでもあります。
ナツハゼ

 木の高さは、2.5mくらいというところ。全体に1cm弱の黒いピカピカの実がたっぷり。…お寺に似合ってる…。
ナツハゼ

 和尚さんに一房もらい、試食タイム。…甘酸っぱい、の、酸っぱいが勝ってるかなw 種はごく小さいのが入っているだけで、あるかなしかで食べる邪魔にはなりません。すっぱいのでジャムや果実酒にするほうがいいみたいです。これだけ生ってたら、ジャムがたくさん作れそう。

 ナツハゼ、調べてみると、とっても植えたくなる木。ブルーベリーの仲間なので、日本のブルーベリーとも呼ばれちゃったりして、実にはポリフェノールがたくさん。初夏の花や夏の終わりの紅葉(ウルシ科のハゼほどでは、ありませんが…)も楽しめます。
 お寺で植えていた様子からみるに、特別手入れをしているふうもなく、地面もかちかちだったし…もしかして、お手入れ簡単? なにしろ日本全国に自生している木だし。生食はかなわないけど、庭木としてはブルーベリーより、いいかも? そのわりに知名度低くないですか? 方言でいろいろ呼び名があるあたり、もともとは親しまれていた木のようなのに…。

 挿し木は難しく、実生で取り撒きが一番みたい…。…食べちゃったョ…。

 その後、公園で、同じ木発見! お寺の木ほど、きれいに実は生っていなかったけど、撒くには問題ないw 芽を出すかどうかは、別問題…。

赤い実特集?

 クリスマスなので?この時期の赤い実特集w でも、近所のね…。

 クリスマスなのに、、ナンテンからですw 魚の卵ではありません…。
冬のナンテン

 こちらはピラカンサスです。白い花もいいですし、実も。かっこいいエスパリエにしてみたい…。
ピラカンサス

 お馴染みヤブコウジくん。こんなふうにいっぱい生えていると、洋風の庭にもぴったり。
ヤブコウジ

 そしてこちらは、近所中にある、ウメモドキ。赤い実がある家はあったかそう…。樹形がよければ、うちもほしいかも…。
ウメモドキ

 こちらは、左がベニカナメモチ。剪定されて、花も実も見られないことが多いけれど、、こんな赤い実がなります。右がモチノキ。
ベニカナメモチ  モチノキ

 左は9月のガマズミ、右は今のガマズミ。実も減ってきた…。
ガマズミ  ガマズミ

 最後は、、ちょっと前のナナカマド。今は葉は、全然なくなってますね。そして最後は、最近めっきり見ることがなくなった気がするオモト。お寺にあったのよ…。
ナナカマド  オモト

 以上、みなさま、楽しいクリスマスを過ごされますように!

 ヒイラギはないのかって? うちにもあるけど、、セイヨウヒイラギじゃあ、ないのよね…。ごめん…。



ニシキギの見どころ?

 ニシキギ(錦木、学名:Euonymus alatus、ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木)の見どころといえば、やはり、その名の由来という錦のような紅葉ということになるのでしょうが、個人的には、実は、赤い紅葉はあまり好きでないかも…。錦って、、赤??
 と、いうことで…

 下の写真は8月のニシキギ。コルク質の翼がきれいです。たくましいww ニシキギのならんだ葉も好き。
ニシキギ  ニシキギ

 こちらは11月の紅葉の時期なのですが、日当たりのせいか、ときどき、こんな薄ピンクの紅葉?をしている木を見かけました。ものによっては、ほぼ白…(メタセコイア並木の下のニシキギがそうでした)。真っ赤より、好きかも…。…変?…
ニシキギ

 一応、今の見どころと言えば実ですが、、この時期、コルク質くんは、ボロボロ…。
ニシキギ  ニシキギ

 ということで、今年、折々に見たニシキギくんの印象に残った姿でした。さあ、来年は、ニシキギのどんな姿に出会えるかなw

ご存じリュウノヒゲの仲間たち 

 お寺の石垣に生えていたジャノヒゲ(蛇の髭、学名: Ophiopogon japonicus、別名:リュウノヒゲ、クサスギカズラ科ジャノヒゲ属、常緑多年草)の実が、あまりに見事だったので。…大きくし過ぎ。。

 ジャノヒゲは、リュウノヒゲで、、園芸ではリュウノヒゲということが多いようです。個人的には、リュウノヒゲが好きです。理由は、タマリュウ(玉竜)とか、コクリュウ(黒竜)、ハクリュウ(白竜)とか言う都合上…。Wikiによると、実は「尉(じょう)の鬚」(能面の老人の面のヒゲ)が訛って、ジャノヒゲとなったと考えられるそうです。ヘビにヒゲはないよな?と思ったけど、、蛇は竜の意味でも使うらしい…。
リュウノヒゲの実

 一見すると、左下のように見えにくいリュウノヒゲの実…。でも、かき分けると、、、ふさふさふさww 12房も隠れてました。南斜面なのですが、やはり日当たりいいのがいいのかな。
リュウノヒゲの実  リュウノヒゲの実

 こちらは山で見つけた立派な葉のリュウノヒゲ、じゃなくて、たぶんオオバリュウノヒゲ(オオバジャノヒゲ)ではないかと…。実のサイズはリュウノヒゲと同じくらいですが、葉の幅が歴然と違います。そのせいか、リュウノヒゲより立ち上がってます。実も、茎が頑丈なのか、葉に隠れてはおらず、立ち上がってます。実の色は、黒っぽく見えますが、藍色です。リュウノヒゲほど鮮やかではなかったのは、時期によるのか、日当たりのせいとか?ここは山の谷っぽいところ…。
オオバリュウノヒゲ?  オオバリュウノヒゲ?

 オオバリュウノヒゲ?は来初夏に花を確認したいと思います。ちなみにコクリュウはオオバリュウノヒゲの園芸品種だそうです。

 おまけ画像は、、リュウノヒゲの仲間。左は、タマリュウとリュウノヒゲ(左側の背の低い部分がタマリュウ、長いのが…)。右は、コクリュウとハクリュウ(手前の黒いのが…)。タマリュウにも斑入りがありますが、写真見つからず…。タマリュウより小さいヒメリュウというのもあるようですが、植えたことないです…。
タマリュウとリュウノヒゲ  コクリュウとハクリュウ

 コクリュウとハクリュウは、前の前の庭にあったけど、、今はない…と思っていたら、週一の園芸屋さんが、ちょうど持ってきたw コクリュウはオオバだけど、ハクリュウは細いですね。ハクリュウとスノードラゴンは、、同じみたい? 残念ながら、このときは実はついていなかったけど、後日、園芸店で見たコクリュウの実は黒でした…。
 *ハクリュウとスノードラゴンは別物でした。(2014年12月14日追記)

 2013年12月24日追加:タマリュウの実が撮れましたので、追加。小さいから、フサも小さく数も少ないけど…同じくきれいな実ですw
タマリュウの実

 ほかにも、もっと長いヒゲのものや、違う斑入りもあるようなので、探してみようと思います。そのうち…。

ムベの実は、おいしゅうございましたw

 今日は、食べられる実ですw ヤマイモを買いに行った農家の庭に、ムベ(郁子、野木瓜、学名:Stauntonia hexaphylla、別名:トキワアケビ、アケビ科ムベ属、常緑つる性木本植物)の実を発見。ヤマイモのおまけに、ムベの実(と、カボスもw)をもらってしまいましたw…決して強要したわけでは、ございませぬ。

 存在感のある実がぶらさがっていたので、ついつい近づいて見ると、アケビみたいだけど…常緑っぽいから、ムベ!? アケビの実のように裂けたりはしないよう。ちなみにアケビのほうが実は早く、この時期は落葉し、ツルだけ…。
ムベの実

 こんなふうに、小さな棚に仕立ててました。右下は、いただいた実を割ってみたところ。薄い黄緑色のとてもきれいな果肉です。黒い種がたくさん入ってます。種は黒くつやつや、スイカの種を太らせたみたいな感じ。実はそのままスプーンで食べました。
ムベ  ムベの実

 それでもって、お味はというと、きわめて美味w やさしい甘さで、うっすらよい香りがし、種の周りが少しきゅるきゅる。上品なブドウとかの水羊羹風??(味の形容はむずかしい。) アケビより、おいしいと思いました。…アケビ、、、ずいぶん前に食べたきり…。持ってきてくれるおじさんがいて…。甘かった、、…という記憶だけ…?w 皮料理は…食べたことないです。…おいおい…。

 かなり種が多いですが、おいしいから、あまり気になりませんでしたw ペペッとやるのは得意!?(種は、、埋めればいいんだし……。)

 ムベは常緑のツルで目隠しにいいかなと、かねてより気にしてたのですが、あまり見かけたことはなく、ここに来てから、1本、青フェンスにからんでいるのを見つけてました。そちらは実はなく、たぶんムベ?…状態でしたが、ついに、実まで食べちゃったw

 天智天皇が長寿の老人に秘訣を聞き、この実を食べるのが秘訣と差し出された実を試食して「むべなるかな(なるほどw)」と言ったから、ムベとなったという話ですが、納得のお味でした。
このブログは…


小庭・借りてる畑・近所の山などで、植物に遊んでもらっている人の覚書…。2013年末より宮城県在住。間違えてたら、教えてね。
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*許可なく画像等を利用することは、お断り…。
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