山であるものを探していたら、ぽやぽやした花が目にはいりました。どうも、
ヒメカンスゲ(姫寒菅、学名:Carex conica Boott、カヤツリグサ科スゲ属、多年草)のようです。細い糸を束ねたような薄黄色の花は、小さいのに、思いのほか目立ちました。ここの穂は10cmくらいの高さ…。
種ができるのを待って、ヒメカンスゲでいいのか、確認したいと思っています。似たようなのがありまして…。 先端についているのは雄花穂で、雄花の集団…。糸のような葯が目立っています。雌花穂は、茎の側面に小さいのがついているんですが、、雄花穂中心の写真ですね…。

雄花穂に、ちょっと触ると、たっぷりの薄黄色の花粉が舞います…。右は、(
私が触っちゃったせいで…)粉が舞った後で、少しやせてます…。

穂は出始めは左のような黒っぽい姿…。そこからだんだん右のように葯が出てきます。

まだ花も緑も少ない中で急斜面に貼り付くように生え、小さな花を咲かせていました。かれん…。

カヤツリグサ科の仲間のベアグラスは庭に植えていたことがあるのですが、似たような花を付けました。だけど、こんなに葯が長くはなく、きれいと思った記憶がないです…。それどころか、葉だけのほうがきれい、ということで、毎年、穂を抜いていた……。葉のフチがざらざらしているので、手に擦り傷ができます…。
きれい、は微妙…。ん? ヒメカンスゲ、きれいじゃない? んー…。そこも微妙……。