先日、斜面でがんばって撮った
イカリソウ(碇草、錨草、学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum、メギ科イカリソウ属 、落葉多年草)です。斜面じゃなくても咲いているとは思いますが…。
ほら~、斜面であおって撮ったから、空がきれい…。…咲き初めは濃い赤紫という感じですが、だんだん色が薄くなり、薄ムラサキっぽく見えます…。

さて、左は小さなイカリソウが2本…。3枚の葉がそれぞれついています。こういうのを3出複葉というらしい…。右が大人になった?イカリソウ…。3枚の葉が2回出ていて葉が9枚…。こういうのが2回3出複葉というらしい…。ということで、イカリソウは、基本は2回3出複葉…。(
花が咲いているのを見ると、3枚のところが1・3・3になってたりもするんですけど…。)

そういう葉が茎の上についていて、下に花茎が出て、複数の花を咲かせます…。なんだか変わった形かも…。草丈は30~40cmというところでしょうか…。

花は下向きについていて、左のような蕾が右のような5cmくらいの花になります…。

またあおって、房が大きな花を見てみると、蕾からだいぶ開いたものまで、さまざまな段階…。なんだか、ちょっと、もちゃくれている… 咲いているようだけど、まだ開いていないみたい…。…どこが?

…口が…。じゃなくて、花弁が…。開くと蕊がやっと見えました…。4枚の花弁があるわけで…とんがっているのは、それぞれの花弁の距…。ナガハシスミレも真っ青の距…w 花の形が錨に似ているからイカリソウというそうですが、どの段階をどの角度から見ると、一番錨っぽいでしょうかね…。

この花を裏から見ると、こんな感じ…。花弁みたいな少し濃いめの4枚は、萼ですが、これは内萼片で、実はもう4枚外萼があったんですけど、それは早めに落ちちゃうそう…。(蕾の写真にそれらしきものが写ってます…。)

ということで、この花の形の説明、言葉だけでするとしたら?…と考えたら、頭痛が…。
全体の印象としては、ちょっとオダマキ風の、やさしげな花なんですけど…。…
オダマキの花の形? …思い出そうとすると………どんなだったっけ…。関連記事:
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距が長~いスミレなど