日曜日、近くの神社の野草園では、
イワウチワ(岩団扇、学名:Shortia uniflora、イワウメ科イワウチワ属、多年草)が、花盛りでした。イワウチワは「本州の中国地方以北の山地帯の林内や林縁に分布」(wiki)する日本の固有種で、英名はNippon Bells。
葉の形からついた名前はごついのですが、花は薄ピンク(ほぼ白のものも見かけました)、ぎざぎざの花弁がかわいらしいです。3cmほどの花で、5つの花弁はくっついており、散るときは、ぽろっと落ちます。
こういう花弁って、カーネーション咲きとかフリンジ咲きっていうのでしょうか? ちょっと違う?…
後ろから見ると、縁のぎざぎざがくっきり、赤みを帯びた茎や萼の重なりもかわいいです。背が10cmちょっとと低い割に花が大きいのも、かわいげに見える理由かな…。

咲くと薄いピンクの花ですが、蕾は花弁が重なって、きれいなピンク…。

かなりの傾斜地で咲いており、近所にはショウジョウバカマも…。ちなみに、右側の写真の場所には「イワウチワの壁」と看板が…w
イワウチワの葉は質感はアイビーみたいで、艶があり、ちょっと硬いです。地下茎で増えているようで、ロゼット状の葉を間隔をあけて広げて株を作っているもよう。

ここは落葉樹の山で、整備もされていて明るいのですが、うちの近所のかなり暗い山の中でもイワウチワらしき葉を見かけます。常緑なので、冬には何かのツタの葉?と思っていました…。ショウジョウバカマみたいに暗めのところでも咲くのか、様子見中…。かなり丈夫そうに見えますが、暑さに弱いらしいです…。
この野草園では、4月の花としてはセリバオウレン、イワウチワ、カタクリが紹介されていました。セリバオウレンは終わりつつあり、カタクリは咲き始めたところ。随時いろんな山野草が咲くみたいです。