イカリソウの写真を撮りに行ったら、とっても小さなリンドウを見つけました。枯葉のあいだから、ぽつぽつ顔を出していました。帰ってから調べたところ、
フデリンドウ(筆竜胆、学名:Gentiana zollingeri、リンドウ科リンドウ属、越年草)のようです。
こんな感じで、斜面の枯葉の間から顔を出していました。花を上から見たときの直径は、1cmくらいしかない、とっても小さな花なのですが、どう見てもリンドウです…。きれいな青色です…。

春に咲くリンドウにはハルリンドウ、コケリンドウなどもあるようですが、ハルリンドウは花径1.5cmくらいと花がもう少し大きく、コケリンドウは花径5mmくらいともっと小さいようです。
ハルリンドウとの大きな違いは根生葉がないところ、ということで、枯葉をよけて確認、地上に出ているところは10㎝程度でしたが、見えないところで這うように20cm以上の茎が伸びていました…。

大きな倒木の横に咲いていたのですが、倒木の反対側のイカリソウを見たら、その根元に、たくさん蕾をつけたフデリンドウもありました。倒木の右と左では、だいぶ環境が違うみたい…。

この辺はけっこうな斜面で、写真を撮るためにカメラを両手で持つと、どうしても斜面から滑り落ちてしまう、という感じのところ………滑り落ちた先に、キタキチョウがとまっていました…。

フデリンドウの名は「花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている」(wiki)ことからのようです。
他の方のブログでハルリンドウを見て、今年は春に咲くリンドウを見たいものだと思っていましたが、とりあえず、かないました。…
でも、ハルとコケも見たいな…w