散歩道で、赤紫ピンク?のサルビアみたいな花がたくさん咲いていました。
ママコナ(飯子菜、学名:Melampyrum roseum var. japonicum、ハマウツボ科ママコナ属、一年草)のようです。半寄生植物で、そこはススキが生えた山の斜面なのでした…。
北海道南西部・本州・四国・九州の山地の林縁などに分布するそう。
唇型の花で、1つの花の横の長さが2cmちょっとというところ。草丈は30cmくらいです。花の周りの葉(苞)はぎざぎざです。全体に毛深いです…。
下唇の白く盛り上がった2つの模様が、お米のように見えるから、飯子菜となったとも、若い種子がお米に似ているから、ともいわれています。

一見、雄しべも雌しべも見えないので、花に近づいてみると、これがなかなか、かわいいピンクのコート…。
縁飾り付き帽子の正面に、ぴょこっと白っぽいものが出ていますが、これが雌しべの先のよう…。雄しべは、花の中に見える赤い線2本と、他にもう2本あって、計4本。先端部分は帽子の内側に隠れてます。
受粉はどうするかというと、マルハナバチがおもなポリネーター(花粉媒介者)だそう。
ちょっと引いて見てみると、2つ並んだ花が2段に咲いていますが、上の2つの花の雌しべの頭が出ている辺りが、穴のように見えます。その奥の、ふわふわの中に黒っぽく見えるのが、雄しべの先の葯だったりします。この写真だと2本の雄しべの花糸ははっきり見えるかと…。
なお、盛りを過ぎた花は、下段の2つの花のように、白かったところも赤紫に色が変わります。

ということで、下手な写真で、ママコナの部屋をちら見してみました。が、実は、ピンクのお部屋、解体してみました。だけど、きれいに分解できてないの…。…
ぼくちゃん、料理もヘタ…。魚おろせないし…。