ノブドウ(野葡萄、Ampelopsis glandulosa var. heterophylla、ブドウ科ノブドウ属、ツル性落葉低木)の実が、きれいに色づき始めました。
宮沢賢治の童話、「めくらぶだうと虹」のメクラブドウはノブドウの方言です。「めくらぶだうの実が、虹のやうに熟うれてゐました」となっています。母は、メクラブドウ(ノブドウ)、ノブドウ(エビヅル)、ヤマブドウ(ヤマブドウ)と使い分けているようです。ノブドウにはほかにもウマブドウなどの呼び名があります。

鈍い輝きですが、点々が石っぽさを醸し出していて、ちょっとラピスラズリのような実です。3枚目はツルがけっこう太いところ。
さて、ノブドウポイントを3つほどめぐったのですが、もう1か所はちょっと様子が違いました。1枚目、白いぼこぼこの実が生っています。2枚目、まだ花が咲いていて、奥に緑の実が見えます。3枚目、色とりどりの実が生っています。ここでは全般に白い実が多かったです。

ノブドウの実がいろんな色や大きさになるのはブドウタマバエやブドウガリバチなどの幼虫の寄生(虫えい)によるらしいのですが、見た目、白いぼこぼこの実が一番怪しげ。寄生するものによるのかもしれませんが。実は苦いとか渋いと言われてます。試そうかな、と思いましたが、母がやめとけ、というのでパス。
同じような色合いの実というとイシミカワの実を思い出しますが、そちらはもっと小粒でつやつや。メクラブドウは内気で暗めだけど、イシミカワは陽気な雰囲気。
見つけたら、アップしますね。ノブドウには斑入り葉の園芸種もあります。
葉や茎は生薬。実は苦く、食用には適しませんが、実を焼酎漬けにするそうです。関連記事:
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ノブドウの実は、今
Comment
虫こぶはなんだか不気味なんですけど、よくわからないので、今後チェックしたいと思ってます。
ノブドウ、今まで何となく見ていましたが、こんなに綺麗な実がつくのですね。今度、見に行ってみなければ。
そうなんですよね、去年は梅雨時期だったから自動陰干しw あとは段ボールで大丈夫だったんですけどさw
山歩きはしませんw 平地専門です。山は疲れそうw
毎日暑いですね。
じゃが芋、掘ったら、日陰の風通しが良いところで乾かして、
涼しいところで米袋にいれて保管してます。
大分もちますよ。
せっかくのお芋残念でしたね。
きくちゃんは山歩きされるんですか?