長いし、いい写真もない記事ですみません…。記録なもんで…。気が向いたら、、、眺めてちょうだい…。
気温が上がって、やること山積みですが、先日は暴風だったので室内で
ビカクシダ(麋角羊歯、学名:Platycerium、別名:コウモリラン、ウラボシ科ビカクシダ属)の初めての板付けをしてみました。
こちらは2月に行った展示会でのビカクシダの写真ですが、こんなふうにしたいわけ。
ビカクシダは木に着生するものなので、これが自然に近い仕立てなんだって。
ビカクシダの2種類の葉(ギザギザ加減の胞子葉と丸っこい貯水葉)が、貯水葉は板に張り付くように、胞子葉は立ち上がったり垂れさがったりするようになっているらしいです。

さて、我が家には現在、ビカクシダは4つ。
1つはまだ小さいリドレイ(→
無理を承知で、リドレイ…)で、あとの3つは購入してから2年弱くらいのもの(→
大きくなってカッコいい葉を出して…ちょっと焦げてるビカクシダ)。今回はこの3つを板付け。
ビカクシダの板付けを検索してみると、みんな簡単にやっているようですが、実際やってみたら、いろいろ大変でした。
原因は購入してから鉢のまま、2年近くあちこち向きを変えて置いていたので、ビカクシダの形がいびつになってしまっていたのが大半…。こちらの3つなんですけどね…。

のびのびにしていた板付けを思い立ったのは、先日カインズホームに行ったとき、工作コーナーが目に入ったため。
板付けには板が必要だし、板に穴も開けないと…うちに工具はないし…と思っていたところ、ここで板を買えば道具はただで貸してもらえるということで、適当なサイズの板(焼桐にしてみました)を選び、ドリルを借りて穴開け。
焼き桐でよかったかは不明…。蝋引きしてたら、まずい?
…でも、ヘゴ板とかだと高すぎるし…。

板さえ準備できたら、あとは簡単、と思ったら、大間違いでした。
以下は作業手順と、大変ポイントのまとめ…。
作業手順はあちこち検索して、たぶんこんな感じかなと…間違ってたら、教えてね…。
●準備したもの: 板(焼桐使用)、ミズゴケ、麻紐、銅線。
1 ビカクシダを鉢から出して、根を傷めないように土を落とす。
大変: 2年近く経った鉢は、けっこう根が回っていて、根を傷めず土を落とすのは不可能…。板付けするには、鉢の形になっちゃってる根をかなりむしって土を落としました…。
…ハイフレッシュぱらぱらしときました…。
2 ビカクシダの上下は、成長点の位置でわかるらしいので、それを12時の場所にして板上で位置決め。
大変: 成長点らしきものの位置が、いいところになかったりして…。
3 ミズゴケを巻きつつ形を整える。
大変: 形としては、縦長の胞子葉が板に垂直、丸っこい貯水葉が板にぺったり、みたいにすればいいらしいですが、鉢植えにしている間にエリマキトカゲ状態に立ってしまった貯水葉が平らにならない→板に張り付けられない…。

4 麻紐で板にビカクシダを固定。
大変: 板に径4mmの穴を空けていたのですが、紐を通すのがけっこう大変…。もうちょっと大きくてもよかったかも。それと100均の麻紐は細いところがあったりして、強度が不安。ビニールひものほうが安心だったかも。
ただでさえ形が決めがたい状態のビカクシダ、ミズゴケで麻紐を穴に通しつつ紐止めするのが、一番時間がかかりました。しかも穴の位置が適当すぎて…。最後は板の周りをぐるぐるしちゃった…。
5 吊り下げ用の銅線を付ける。
簡単にできたのは、これだけ…。
ということで、3つのビカクシダを板付けするのに、なんと7時間…。…はい、とっても不器用なんです…。
構成上、出来上がった作品…。恥ずかしいけどしょうがない。
1つめ 一応、貯水葉をきれいに止めてます。
上から見ても大丈夫。
上から中央付近を見れば、生長点らしきものが見えるはず…。
2つめ 貯水葉が丸まってます…。正面からだとわからないけど…。
上から見ると丸まっていて、板との間が空いてます。
一応、上から中央付近を見れば、生長点らしきものが見えるような…。
3つめ 一番大きくて、一番難しかった…。正面から見ると板とバランスいいかのように見えますが…。
上から見ると、貯水葉がすっかり立ち上がってしまっていて、板に全然付けられません。なんじゃこりゃw
成長点もなあ…。これなのかな…。貯水葉と胞子葉が入り組んでしまってる…。

ビカクシダくんたち、ごめんなさい。もとはいい形だったのにね…。…生き延びてね。
…これから板付けする人は、素直な状態のビカクシダを早めに付けることをお勧めします…。
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