キクザキイチゲの開花を待って、杉林をうろついていたら、
ウスバサイシン(薄葉細辛、学名:Asarum sieboldii、ウマノスズクサ科カンアオイ属、多年草)が、ころっとした花を咲かせていました。
ちょっと、かわいいでしょ? 1.5cmくらいの小さな花ですが、赤紫色と丸っこい形で、何かの実のように見え、近づいてみました。薄くすべすべの2枚の葉の間に花がついており、近くには葉を展開中の仲間も…。

顔を見てみると、どうもカンアオイの仲間らしいので、帰宅して調べたら、ウスバサイシンというようです。「葉が薄いこと、味が辛いことが名前の由来」(wiki)ということで、根は解熱、鎮痛作用がある生薬です。
生薬として知られているものって、カワラケツメイもですが、漢語でちょっと武士っぽい名前が多いですね…。

ここは暗い杉林。ウスバサイシンは1本の太い杉の根元にこっそり生えていました。この杉山を下ってきて、川まで行くのが私の散歩の1コース…。山から川へは細い湧水みたいな流れが何本も出ています。だから、長靴で散歩…。
このぬかるむ散歩コースにネコノメソウやチャルメルソウ、エンレイソウ、くるくるなどなどが生えてます…。杉もこんなに湿気っているところが好き?みたいです…。

川沿いに出ると明るくなるので、ショウジョウバカマがたくさん咲いているのですが、イワウチワも見つけました。先日の神社のものより花も葉も大きく、葉は5~6cmくらいあり、ぴかぴかしていました。

で、当初の目的のキクザキイチゲなんですが…2つしか花を見つけてないのですが…開かないぞ……。この杉のなかで、いつ日が当たるのか、計り知れず……。
Comment
杉の枝はたくさん落ちてます。
風が強い日は木と木がぶつかって、ばきばき枝が落ちてくるので、かなり怖いですw
細い流れのところは山が崩れていて、木も倒れているし…。
本当は危ないから、川のほうから近寄りたいのだけど、イノシシ除けの柵があって、通れないのでした。
カヤラン、見つけてみたいw
ウスバサイシンて、ギフチョウの食草?w
そんなにきれいっていう場所でもなく、倒木がたくさんあるし
道らしき道もなく…w
しかも、宝物がいっぱい(^^)
ころっとしたお花も可愛いね~♪
杉の下に枝打ちした枝が落ちてないかな?
探してみるとカヤランみたいな
着生のランがくっついているかもヽ(^o^)丿
ときどき行く、岐阜市内の山や、愛知万博が開催された海上の森みたいです。
ある意味、うらやましくなります。