みんな一度は目にしたことがありそうな八重咲きスイセンの
フォンシオン(Narcissus 'VonSion' またはNarcissus 'Telamonius Plenus'、ヒガンバナ科スイセン属、多年草)です。(…
たぶん…w)
子供の頃は、おばあさんの庭にもあったし、うちにも、近所にもありました。中古の我が家の庭にも既存の株が2つばかりあります。子供の頃は、特別きれいと思ったことはなかったのですが、去年気になって調べてみたら、古い園芸品種だったのでした。なかなか、形よく咲いているのを見かけないのですが、今年の花がわりとよかったので…。
咲き始めの花の形もおもしろいですが、覗いている黄色い花弁が、アヤメかなにかのように見えるんですよね…。

横から見ると、とっても豪華で、黄色と黄緑とその中間で、何枚もの生地を重ねたドレスのようでもあります…。

蕾のときから、なにやらたくさん詰まってそうで…。だけど、咲いた花を正面から見ると、どこかしらいびつな感じもするんですよね…。花弁が多すぎるせいなのか、部分的にちゃんと開かなかったりもします…。

右上の花の数日後…。少し褪色したようでもありますが、形は整ったかも…。これが我が家の今年のフォンシオンのベストな花型かな…。

フォンシオンは1620年以前からある古い園芸品種ということで、日本にも昭和初期には入っていたもよう。現在でも、販売されているわけですが、そうでなくても、あちこちの庭や、見捨てられたような場所にも生え残っているのは、性質がとても強靭だからみたいです。
さて、我が家のフォンシオンを見て、うちのと違う!と思った方がいらっしゃるのでは? 実はこのスイセンは、植えてから時が経つにつれて環境等によって、形も色もいろいろと変化した花を咲かせるもののよう。色については、本来は黄色い花なのが、ウイルス等により緑化するそうです。
このへんのことについては、以下のサイトが参考になるかと…
→
DaffSeek - Daffodil Database with Photos→OLD HOUSE GARDENS
Van Sion Daffodil
A Confusing, 400-Year-Old Classic じゃあ本来の花は?というと、これがわかりにくかったりもして…フォンシオンについては、もうちょっと調べてみたほうが良さそうだったりするんですが、たぶん、これが本来かな?という画像をWikimedia Commonsから。
Narcissus 'Van Sion'. Real Jardín Botánico, Madrid
うちのと全然違うみたいなんですが、考えようによっては、各庭に応じて、カスタマイズされます、ということで…。
Comment
え~、知らないの? 知らないふりしてるんじゃない?w
お母さんに見せてごらんよ、きっと知っているはず…w
(うちの母さんの実家にもあるんだから…w)
スイセンは強いよね、砂地でもOKみたいだし…。
畑の周りに植えると、ノビルやアサツキと間違えて危険かも……大丈夫か…w
スイセンが誕生花っていいじゃない、私、アケビみたい……。
こんなのあるんですね。
ウチのまわらりにはラッパズイセンか普通のやつかしかないもんで・・・
増えすぎていらんと掘り返され、球根をぶん投げられたところでまた増殖なんて具合で(苦笑
水仙強くてすごいですね。ネズミよけにもなるんで、畑の周りに植えようかと。
どうでもいいですが、自分の誕生花がラッパズイセンです。