今年の正月に塩竈神社に行った折、付近の道場にあったトゲだらけの生垣の植物が何かわからず、気になっていました。それが先日行った植物園で、
カラタチ(枳殻、枸橘、学名:Poncirus trifoliata、ミカン科カラタチ属、落葉低木)と判明…。ちょうど、開花中でした。
ネットで画像を見ると、もっとしっかりした感じのものが多かったのですが、私が見た花はこんな感じ。4cmほどの5弁の白い花です。花弁が細く皺があるせいか、頼りないというか、はかなげな感じがしました。

葉はまだ少なく、3mくらいの木には、3cmくらいの長いトゲが目立ち、枝はすかすか…。そこに、花が、ぱらぱらと咲いています。ここは冬は1mくらい積雪があるので、カラタチ、ちょっと元気がないのかも…。

柑橘なのに落葉樹というのは珍しい気がするのですが、出始めの葉は明るい緑…。だけど、現状、木を見上げると、目立つのはトゲ…。

カラタチは中国原産で、日本のタチバナに対して唐橘(からたちばな)が詰まって、カラタチとなったそう。
カラタチは「鋭い刺があることから外敵の侵入を防ぐ目的で生垣によく使われた。しかし住宅事情の変化などからこの刺が嫌われ、また生垣そのものが手入れの面倒からブロック塀などに置き換えられたため、1960年代ころからカラタチの生垣は減少した」(wiki)もよう…。
個人的には、カラタチといっても、タイトルのような歌の一節(
ここしか知りません…)が浮かぶだけでした…。それを言ったら、タチバナも「左近のサクラ、右近のタチバナ」が浮かぶくらいかも…。
タイトルの歌は、「からたちの花」かと思ったら、島倉千代子さんの「からたち日記」でした…。
「からたちの花」は、「北原白秋作詞、山田耕筰作曲の日本の童謡である。文部省唱歌。2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている」(wiki)そうですが、知りませんでした…。
歌は世につれ、世は歌につれと申しますが、花も世につれ、ですね…。
ということで、こちら、倍賞千恵子さんの歌う「からたちの花」。元気なカラタチの画像も見られます…。
Comment
やっぱり生垣、トゲありすぎなのかな…w
「すわびた」は方言? しなびた?かな? なんか、直径3cmくらいのかわいい実のイメージだったんだけど…w
食べないけど香りはいいとか…。
花は、実のサイズを考えると大きいですよね。でもって儚げ…。
花も実も香りがいいらしいのですが、香り、嗅いでこなかった…。
実がすわびたテニスボールみたいだった記憶が…。
花は初めて見ました。刺に似合わない優しい感じなのね。
カラタチ、変わってるよね。冬に見た生垣は、トゲだけw
(トゲは葉が変化したものみたいだから、なんとかなるのかな)
スダチのトゲ、今度アップで見せてw
柑橘って、葉も花も実もあっていいと思うけど、寒さに弱めのものが多いのが残念…。
(あとは、蝶の幼虫に食べられやすいこと?w)
同じ柑橘でもこんなに違うとは・・・
棘はスダチも結構長いっすね。
ヘタこくと刺さって痛いです(苦笑