今年は去年より早く咲く花が多いのですが、我が家の
ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata、アヤメ科アヤメ属、多年草)、品種はたぶん「愛知の輝き」も、その1つ…。黄緑っぽい葉と、薄黄色の花色が好きだったりします…。今年は隣家が5月に木の剪定をして、日当たりが急によくなったせいか、さらに明るい葉色、花色…。
明るくなった花色のせいか、よけい目立つのが、花弁のシワ…。花弁のようなものは、3枚ずつ3段ありますが、一番下の大きな3枚、次の白い3枚にも、明らかなシワシワ…。これが目だって、花弁は絞り染めの布地のよう…。すべすべの花弁より、触り心地良さそう…。
引っ張って伸ばしたくなるけど、我慢…。
ところで、3段の花弁のようなもののうち、一番上の黄色い3枚は雌しべなのだそう…。あとの2セット6枚が花弁…。ということで、雌しべの一つを裏返してみます…。

そうすると、雄しべと、雌しべの柱頭が見えるはずで…。(
画像はクリックで拡大します。) はい、左が雄しべにピントを合わせたもの…。茶色っぽい角みたいなのが雄しべ…。
右が雌しべの柱頭にピント…。先が2つに分かれた雌しべの裏側、ぼんやり見える雄しべの上の方にある波みたいなでっぱり、たぶん、これが柱頭…。
去年はちゃんと確認できなかったんですよね…。

雨降りでも受粉できる仕様みたい…。
模様付きの大きな花弁の黄色を目印にやってきた虫さんは、蜜腺や雄しべへと導かれ、帰りには蓋のようにかぶさっている雌しべの柱頭に花粉を付けてくれるみたい…。
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たぶんたぶんのハナショウブ
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Comment
ハナショウブ自体は、実はそれほど好きではなかったりして…w
似た花としてはダッチアイリスのほうが好みだったりします。
(ジャーマンアイリスはそれほどでもなく、、要は花弁が垂れすぎるというか
花が大きすぎるのが、ひっかかるのかも…w)
愛知の輝きは、花色と黄緑っぽい葉色が気に入ってます。
花が無くても葉がいいな、と。
毎年かなりの数を処分するのですが実生でも生えてくるので、あまり減って
いない気がします。
今年は三分の一の数にしようと、花好きさんたちを呼びましたが、一組の方は
此方へ来る途中で、国道が土砂崩れで通行止めになってる、と電話があり
キャンセル。
仕方ないので、大きな株を幾つか台車に乗せて道路際まで運び何時ものように
誰でも持っていける様に並べて置いたところ、まだ花が残っていたためか
次の日には消えていたので、もらわれたみたいです。良かった~ ^^♪
まだ十数株処分予定です。