8月の頭に、山の道路沿いの、少し開けたところに繁りまくっていたのは、
イケマ(牛皮消、学名:Cynanchum caudatum、ガガイモ科イケマ属、つる性多年草)という植物のようです。
白い小さな花の塊り(
散形花序っていうらしい)は、5cm弱くらい…。半球状です。

最初は少ししか見えませんでしたが、ヤブに入ると、笹竹の上にも、地面の上にも、ツルが伸びていました。葉の長さは大きいと、15cmくらいありました。

この雰囲気は、ガガイモふう、ということで、ちょっとだけ葉をちぎってみたら、白い液が出て、やっぱり…。
wikiによると、「全草、特に植物体を傷つけたときに出る汁にシナンコトキシンなどを含み有毒である」ということなので、触らないように気をつけたほうがいいですね…。
蝶には好かれているようだけど…。 イケマの根は「午皮消根」といい、利尿、強壮、強心薬として用いるようです…。
扱い方次第ということで…。 イケマという名は、「アイヌ語で、イ=それ、ケマ=足という意味。『それ』はカムイ=神をさしている」そうで、神の足、太い根といった意味合いのアイヌ語源の名前ということで、アイヌの間では古くから呪術用、薬用、食用にされた重要な植物なのだそうです。
ガガイモ科というと、園芸店ではブルースター(オキシペタラム)を見ることが多いかと。
ブルースターの匂いは、あまり良くないですが、イケマの花はバニラの香りということで、匂いの確認と写真の撮り直しをしようと、計3度同じ場所に足を運びました。匂いはバニラかどうかは?ですが、甘い香りでした。写真はね、、最初は暑すぎてくらくら、後の2回は雨にあたって、結局うまく撮れなかったとさ…。
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