先月、ニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所の見学をしました。ウイスキーは生まれてから数回飲んだだけなのですが、近くにあったことと、山の中という立地が気に入って、行ってみたのでした。
1967年にこの地を訪れた「マッサン」でお馴染みの竹鶴政孝さんが、流れる新川の水でウイスキーを割り、やわらかな水が気に入って蒸留所建設を決めたそうです。…
にっかわ、の名も、気に入ったのかも…。 かっこいい形のキルン塔(乾燥棟)。
発芽した大麦を、ピートなどを焚いて乾燥させてモルト(麦芽)を作るみたい…。
左は蒸溜設備、右は樽で熟成中のようす…。

最初、アルコール分63%程度に調整された透明な蒸溜液は、年月を経て琥珀色の液体に…。

見学コースは30分ほどで、さすが一流企業と思わせる丁寧な対応と清潔な敷地内でした。
この日、ガイドの方の説明を聞いていて感心したのが、自然を大切にしていた竹鶴さんは、この工場を作るにあたり、
・木の伐採は最低限に
・電線は地下に埋設
・建物はレンガ造り
といった指示を出したそうです。
なるほど、敷地内は電柱もなく、工場は大きな木に囲まれていました。(クヌギの実を拾ってきました…。)
ちょっと気になったのが、レンガ…。確かにレンガ色だけど、目地が通っていて積み方がタイルみたい…。
そしたら、先日、訪問させていただいているブログ*で、レンガのイギリス積みのことを知り、マッサンは当然、イギリス積みじゃないと、と思ったわけです。…それにしても、これはほんとにレンガ…??
*Tazumichiさんの「なんでもDIY Diary」です。 レンガの積み方については、とりあえずWikipediaで→煉瓦 ということで、ニッカさんに確認してみたら、これは中空に作った特別なセラミックブロックで、レンガと同じような機能をもつもの。構造体は鉄骨です、とのこと。…確かに鉄骨、しっかり写ってますね…。
ふうん、そうなんだ、レンガじゃなくて、セラミックブロックなんだ、と思ったけれど、正直言えば、セラミックブロックがなにか、よくわからない…。セラミックって陶磁器っていう訳があったりするけど、要は粘土を焼いたもの全般のこともあるようだし…。レンガだってピンきり…。セラミックレンガというのもあるみたい…ということは、レンガと言えば、レンガかな………?
この際、いわゆる構造体もレンガのレンガ建築ではないけれど、昭和44年に外壁を特別なレンガで作った、機能は現代的で外観は景観を重視した工場、というところに落ち着けてみるのがいいのかな、と思いました。…
いい?w レンガと園芸ブログの関係ですか? へへ、うちの庭もレンガを使ってたりして…。安いレンガで、なるべく数が少なくて済むよう一列に並べてるだけだけど…。 宮城峡蒸留所(宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地)の見学は無料、年末年始・臨時休業以外は可能、一人でも大丈夫、予約はいりません(10名以上の場合は事前予約)。見学の最後に無料試飲もありました。
詳細は、こちら→
ニッカウヰスキー 宮城峡蒸留所
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Comment
マッサンは、ウイスキーをブレンドしたかったみたいで、
二つ蒸溜所を作ったようです。
宮城の蒸溜所は、作並温泉近くの山のなかにあります。
機会があったら、どうぞw
ほんとに山のなかで、紅葉中の山の木々を眺めながらドライブしました。
観光バスも来てましたw
ブロックの中に鉄筋が通せるようになっているんでしょうね
通常の煉瓦積みに比べ、軽量で強度アップを図れるんだと思います
煉瓦は素焼き、セラミックはタイルのような素材でしょうか
マッサンは余市と思っていましたが
ここ宮城にもとても雰囲気のある素敵なマッサンの工場があるんですね
いつか行ってみたいですねぇ。